概要
高校生退魔師は、お経と真言で魔物と戦う。純和風の現代退魔ファンタジー。
東北のとある街。そこに「藤明院」という、霊祓いの寺として知られている寺院があった。高校二年生の明禅経真は、実家であるこの寺で代理住職として働いていた。それだけでなく、悪霊や魔物から人々を守る「退魔師」としても活動していた。二年前に、経真の母親が凶悪な魔物「魍暗」に殺されてしまった後、退魔師である父親が魍暗を追って寺から旅立ってしまい、寺には経真一人しかいない。類まれな霊力を持つ経真は、人々に憑りついた凶悪な霊や魔物に対し、経や真言を武器に日夜戦っていた。ある日、幼馴染の在原鈴夏が魔物に攫われてしまう。鈴夏を人質に取られ、手出しができずに一方的になぶられる経真。止めを刺されそうになるが、鈴夏を守りたいという一心から未知の力が湧き出て、辛くも魔物を倒すことができた。魔物が死の間際に「自分は第三者
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