第52話 卒業式

卒業式の日、白水さんと青波さんは晴れやかな気持ちで式典に臨んでいました。二人とも無事に高校に合格し、次のステップへ進む準備が整ったのです。


卒業式の後、白水さんは生徒会のメンバーに「記念写真を撮りたい」と提案しました。全学年の生徒会メンバーが集まり、1年生、2年生、3年生の役員たちが一緒に並んで、笑顔で写真を撮りました。青波さんはその様子を見ながら、仲間との思い出を心に刻みました。


その後、クラスメイトとも記念撮影が行われました。青波さんは友達と一緒に楽しそうに写り、周囲の笑い声が響き渡りました。「みんな元気で!」と声を掛け合いながら、別れの言葉を交わしました。


しかし、白水さんとの関係は特別なものでした。彼女は卒業式の喧騒の中、さりげなく青波さんに近づき、制服のボタンを渡しました。青波さんは驚くことなく、それを受け取り、ほんの少し微笑んで返しました。周りの誰もそのやり取りには気づかず、ただ楽しい卒業式を楽しんでいました。


その瞬間、青波さんの心には白水さんとの特別な絆がしっかりと刻まれていました。彼女は高校生活が始まる中で、白水さんとの新しい関係を期待しながら…。








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波という限界の白と青 紙の妖精さん @paperfairy

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