純粋だけど無知。そんな幼い心の軋む音が聞こえた気がした

猿の手のミイラ。何でも願いを叶えてくれるけど、その成果には必ず悪意が伴う。

そんな都市伝説もありますが、こちらは規模が違う。
世界規模の理想、その願いは正しいかもしれませんが、短絡的な願いの結末は酷いものです。

最初、私は前述の猿の手を連想しましたが、しかし一方で、そんな理想を叶えるには、神と名乗るその存在が行った様な手段しかないのではないかと、ひどく暗い気持ちになりました。

主人公の最後の選択は、彼女?の優しさを甘さを感じさせる。


どこか切なさを残す物語でした。