ちょっとずつ変わった(そりゃファンタジーなんだから変わっているだろうけど)登場人物たちが織りなすの物語。著者の方のいつもの、独特な言い回しがクリスマスに近づくにつれワクワクしてしまう不思議な高揚感とマッチしてして、なんとも魅力的な味わいがあります。もうクリスマスは終わってしまったけど(レビュー記載が12/30)冬の寒く乾燥した、しかり年末のいつもとは違う雰囲気の時間に読むにはぴったりの作品でした。
アドベントカレンダーってのは日にちと中身のイメージを無理やり並べたような語呂合わせの部分もあるものです。その場にいる人が連想できる笑えるネタが提供できればよいのですよ。素敵なクリスマスをお過ごしください。大変よろしいと思いますよ。
魔女お手製のアドベントカレンダーをあけてゆく、そこになぜか、お騒がせな王子さまがからんでくる。二人のゆるっとしたユニークな会話がみどころです。うーん、これは読んでもらわないと、つたわらないかな。独特の空気感が良いんです。アドベントカレンダーをあけてゆく楽しみもたっぷり。なにせ、魔女お手製だから、不思議なものも入ってるんです。次話を読むのが楽しみな物語です。面白いですよ!
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