概要
自分の父親は自分だった…。禁断のタイムパラドックスに挑む…。
とある四月の日曜日、佐々木耕平は公園のブランコの側で腕時計を拾う。あとで警察に届けようとポケットに入れて、公園を出ようとした時、横から走ってきた少年の自転車にぶつかった。少年が走り去ったあとでポケットの腕時計が小さな音を立て始めた。時計を取り出してみると、周りの風景が一瞬揺らいだように感じたが、すぐ収まったので本屋でものぞいてみようと、書店に行くといつも店番を祖父さんではなく、五十代くらいの初老の男だった。何となく違和感を感じた耕平は、見るともなしに日めくりカレンダーを見ると、一九九〇年四月九日になっていたのだった…。
ようやく拾った腕時計がタイムマシンであることに気づき、慌てて二十一世紀に戻ってきた耕平は、親友の山本徹に相談するのだった。
ようやく拾った腕時計がタイムマシンであることに気づき、慌てて二十一世紀に戻ってきた耕平は、親友の山本徹に相談するのだった。
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?