第7話 the sun

俺はこの洞窟に落とされてから…1週間が経過していた。

ここら辺は眠いか、眠くないかで考えている。

俺は今日こそ、この洞窟から出ようと思っている。

理由は3つ

1,暗い!

2,ファイアファング食い飽きた!

3,人に会いたい!

というのが主な点だ。なので早速

スキル発動

『探索』

頭上760mに森

周囲に魔物なし

洞窟内は…俺の周辺は入り組んでいるが、上に行けば行くほど、入り組まず易しい道になってるな。

(さて、出ますかね、鑑定さんナビお願いします)

スキル発動

『鑑定』

真上に最大出力火魔法を打ち込み、『堕天化』で上に登ることを推奨します。地上到着時間30秒

(俺への被害考えてる?)

スキル発動

『鑑定』

火魔法防御結界が自動で守るのでアイサ●ト並みに安全です。

(ふんふん、なるほど。じゃ大丈夫か、事故確率0.06%だし。あ、そういえば鑑定さん、いちいちスキル発動させるのめんどくさいから、スキル発動させないで喋れない?)

スキル発動

『鑑定』

なら、私を物などに付与するのがオススメです。私は、結構強いスキルなのでアダマンタイトの剣じゃないと、付与できません。

(アダマンタイトって最高硬度の鉱物だよね、つ、土魔法で作れる?)

スキル発動

『鑑定』

出来ます

よし、洞窟出る前に一仕事やってやろうじゃないか!

鑑定さんによると、アダマンタイトはこう作るらしい、手順は5つ

1,土を火魔法で燃やす

2,燃えなかった土を土魔法で複製

3,火魔法で溶かす

4,形を成形する

5,水魔法最大出力で氷魔法を使える

 ので氷魔法で冷やす。

で、完成といった感じだ。

なので、脱出手順省く為に上に最大出力火魔法を撃ち込む

ジジジィィィィ

キュイン

ドッゴーン!!!

燃えなかった土を土魔法で複製!

(土魔法便利〜!)

でも…どう溶かすんだよ!燃えなかった土なんだから溶けねぇだろ!

スキル発動

『鑑定』

火魔法のギアを2段階上げ、土魔法を混合させると、混合魔法火山魔法が使えます。

へ?なにそれチートじゃん…

難なく火山魔法習得。

土を溶かす!

形は〜日本刀って感じの形にしたいので、土魔法で形を作る!

流し込む。

氷魔法で冷やす。

冷やしてたらファイアファングが来たので、氷魔法で氷漬けにする。

ここ最近は、ファイアファングを片手で倒せるようになった。

〜待つこと1時間〜

型の中には黒く輝く刀があった。

(遂に完成した…アダマンタイトの日本刀!でも…どう付与すんの?)

スキル発動

『鑑定』

意識を集中させ、私を右手に運ぶイメージをしてください。右手に私が行ったら右手が熱くなるので、熱くなったらアダマンタイトの日本刀に触れ『付与』と、唱えてください。

(了解!イメージ…イメージ…ん?)

「あっつ!!?」

アダマンタイトの日本刀を、急いで右手で持つ。

『付与』

途端にアダマンタイトの日本刀が光りだす。

『付与が完了しました。お疲れ様です。』

聞き覚えのある声。

(もしかして、もしかするとだけど…鑑定さん?)

『はい。鑑定です。いい加減名前が欲しいです。』

(あ、はい、すみません…鑑定…ルーペん〜…ルペルとかどう?)

『かしこまりました。私の名前はルペルです!』

(じゃあ、脱出しますか!)

『スキルを発動させます』

(え?)

『堕天化部分変化、背中に羽を生やす。成功しました。』

(と、飛べということですか?)

『はい。』

渋々俺は飛ぶことにした…なんたって俺は高所恐怖症なのだ。

パタパタ

案外楽に飛べる。下を見なければ…

遂に森に出たのだが…

(ねぇルペル、太陽って2つあるっけ?)

『ありません』

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