第3話 勇者さん!この悪魔です!
(キメラを倒したもののお腹が空いた…)
倒れたキメラの方に視線を向ける。
(こいつ食うしか無いのか?今まで俺は普通の高校2年生で、友達だってそこそこいたし唐揚げだってよく食べる。だけどこいつはなぁ…背に腹は代えられないとか言うけどねぇ…こいつはなぁ…)
3日後
(特に言う事なんてないが、腹が減った…しょうが無いキメラ食うか…)
不思議なことにキメラは腐敗せず、カビも生えない倒す時に噛みついた時の肉で腹も壊してはいない。
(味はわかってる、ニワトリの味だ。見た目がだめなだけ。)
目を瞑るそして、キメラの背中な噛みつき肉をちぎって食べる。ゴクン。ガブガブジュル、ゴクン。
この一連の動作を繰り返しキメラの体は皮と内蔵、頭と尻尾のみになっていた。
少し腹が痛くなる、いや、痛みじゃない熱だ。
胃が燃えるような熱が腹を襲う。
それは数秒で収まった、そして目の前に水晶板なような物が出てくる。
〜〜〜〜〜
名 ハルト イカミ
年 17
レベル 249
体力 24900
腕力 2490
防御 2490
速さ 2490
持久 498
魔力 4980/4980
スキル 悪魔食い 堕天化 探索 闇入り 気配消去 鑑定 自己再生
食べた悪魔 堕天のスラム
レベル×100=体力
レベル×10=腕力、防御、速さ
レベル×2=持久
レベル×20=魔力
〜〜〜〜〜
「なにこれ?ステータス?」
ラノベ大好きな俺は薄々気付いていた。
異世界に転移した事を。「ん?なんだコレ?食べた悪魔?堕天のスラム??」
鑑定というスキルがあったから使ってみる
『鑑定』
堕天のスラム
悪魔族
攻略難易度S
勇者または、悪魔食いのスキルを持つ者しか倒せない
0*々」〆々5」々○,…0000
その他読めない字長文…
「ん?悪魔族?なんだそれ?あと攻略難易度Sも気になるな…先に悪魔族から…」
『鑑定』
悪魔族
人よりも強い種族、稀にしか現れない、悪魔族は個体ごとに名が付いており性格、肉体、強さ、戦い方全てにおいて違う。肉体には毒があり食べれない
「な、なるほどつまり人にクローン体が居ないように悪魔族も居ないってことね、次は攻略難易度S」
悪魔の凄さに最後の文は頭に入らなかったがまぁ良いスキルを発動する
『鑑定』
攻略難易度S
この世界だは下からF、E、D、C、B、A、Sと並んでおり、最高難易度がSとなる。S級はもの凄い強さを有しており、遭遇した瞬間死が確定する。生き残れたとしてもトラウマで廃人になる
「…え?まじで?倒したんだけど…?」
そして俺は何事もなかったかのように別のスキルを『鑑定』していった。
『鑑定』
悪魔食い
悪魔を食べれるスキル。悪魔は通常毒で食べれないが、悪魔の毒のみを無効化し、食べれるようにする。
常時発動型
「毒のこと先に言えよ!?」
(※先に言ってます食ったあとだけど…)
『鑑定』
堕天化
食べた悪魔の能力を完全に引き出せるようになる。スキル発動前の力を引き出せる能力は2割程スキル発動後は10割引き出せる、だが1日10回5分しか続かない
任意発動型
「使ってみるか」
スキル発動『堕天化』
その刹那俺の両腕が膨れ上がる。痛みはなにもない。左腕の肩から指にかけて蛇の鱗が浮き出る。指と指がくっつき蛇の頭になる。右腕は指が全てくっつき、蚊の口となる。
「は?」
(キショすぎる!?)
5分後体はもとに戻る
「堕天化一生使わん!次!」
『鑑定』
探索
半径50mの地形、生き物を知れる任意発動型
『鑑定』
闇入り
自分の姿を消す(見えなくする)
任意発動型
『鑑定』
気配消去
自分への認識を阻害する
任意発動型
『鑑定』
鑑定
鑑定したものの種類、詳しい所まで詳細を知れる
任意発動型
『鑑定』
自己再生
怪我をしても体が勝手に再生する。怪我によって死ぬことはない。一度の再生につき身体能力が10%上昇する。
常時発動型
「自己再生ってこんな強いスキルだったの…?」
俺、人じゃなくなってね……?
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