あとがき
ここまでお読みくださいましてありがとうございます。
夢月七海さま主催の自主企画「同題異話・八月号 沸騰する祭×去らない熱」
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093082129684199
参加作品です。
八月号です。
……やっと、私の八月が終わりました。
「沸騰する祭×去らない熱」というタイトルを拝見したとき、比喩ではなく、「祭りで何かが沸騰し続ける」、「熱のある状態が去らない」で行こうと決めました。
沸騰するものと言ったらお湯しか思いつかないので、「コーヒーポット(電気式湯沸かしケトル)」が切れないのでお湯が沸騰し続ける、ということにしたのですが、現今のポットは敷き皿からはずせば加熱が止まるようになっていることが多いので、まず、そういう仕組みでない、ということにしました。
でも「だったらコンセント(からプラグを)抜けば?」という問題があったので、「コンセントは隣のブースだが、隣と仲が悪い」という設定ということになり、もうここは、
そうなると、瑞城女子の生徒会メンバーで(せっかく設定も作ったし…)、ということになり。(汗)
こういうお話になりました。
ところで、化学者の
「このポット、じつはこれの前にどんな物質を加熱したかわからないんだけど、果たして?」みたいな怖さが、じつはあるのです。
だれも気づいていませんけど。
もしかすると
……恐ろしい。
で、熱。
瑞城女子で、しかも生徒会で「お熱」というと、生徒会で多くの女子を魅了した
もう、これは即決で。(汗)
では、その恒子さんへの「お熱」に距離を取れるキャラクターとして
ちなみに、非接触式体温計の誤計測は私の体験に基づきます。
オッサンの経験とか書いても無粋なだけなので書きませんが。
なお、一学年下の委員の
沙加恵先輩にいきなり「不純学校間交遊調査委員会の委員」と名指しされ、あと、ちゃっちゃとイラストを描いてしまう才能のある伊藤愛乃以外はあまり印象に残る場面がありませんが、機会があればまたこの生徒たちの物語も描いてみたいと思っています。
この物語は、これまで書いたいろいろな物語と関連があり、共通の登場人物もいますが、それとは関係なく、単独で読んでいただいてまったく差し支えありません。
以下にその関連作を紹介します。
まず、物語自体は:
『遥か昔のエジプト精神』
https://kakuyomu.jp/works/16817139556810135815
の後日譚です(もっとも、『遥か昔のエジプト精神』は最後の場面で秋まで飛びますので、その前ということになりますが)。
マーチングバンド部の演奏崩壊事件とかたこ焼き事件とかは『遥か昔のエジプト精神』に部員の視点から詳しく描かれています。
この物語も夢月七海さんの自主企画に参加させていただいた作品でした。
また、この物語の語り手の岩瀬成美は:
『おばかさん』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653957081067
『続おばかさん ぐちゃぐちゃ編』
https://kakuyomu.jp/works/16817330654152078628
『クリスマスソングのすずの音』
https://kakuyomu.jp/works/16817330659097676511
に、主人公
瑠音にとって成美は親友ですが、コンプレックスも抱いています。それで、この物語で成美が言っている「刺されそうになった」事件(『クリスマスソングのすずの音』)が起こったりしたわけです。
ところで、この物語では、成美がこの古原瑠音を「古原ルネ」とカタカナで書いています。これは、成美が、瑠音の名まえはカタカナ書きのほうが似合っているという意見を持っているからです。この事情もいずれ書きたいと思っています。
丹羽柚子も、その親友だけど微妙な関係の
隣のブースにいた明珠女学館第一高校の天文部員の
https://kakuyomu.jp/works/16817330668222419652
に「みそら」という名で登場している生徒です。
すてきなタイトルをくださった夢月七海様に感謝いたします。
ありがとうございました。
で。
明日からは、午前六時更新で『黄金林檎の落つる頃』を連載します。
三作品を「黄金の林檎」というモチーフでつないだオムニバス形式のお話です。『沸騰する祭×去らない熱』の後日譚もその一部分に出て来る予定です。
同じく夢月七海様の「同題異話・九月号 黄金林檎の落つる頃」
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093084060354633
への参加作です。
またお世話になります。
よろしくお願いします。
それでは、また。
清瀬 六朗
沸騰する祭×去らない熱 清瀬 六朗 @r_kiyose
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