装飾職人の娘が後宮妃となり王家傍流の文官と王位継承を拒否する異作品

家業の装飾細工の知識と妾腹の娘であっても義母や魏兄姉に大切に育てられた事で自由奔放な性格で後宮においても上位妃の理不尽にめげない逞しさに感動しました。
そんな豪胆なヒロインに懸想する文官から求婚され、その彼が王家傍流ながら次期王と推されていても彼の拒否に口を挟まず、結果彼と結ばれた後、父親の祈願であった王都の店舗を彼と経営する展開に、素敵と感じてしまいました。
只、ヒロインの侍女と彼女に懸想するヒロインの夫の従兄弟が、2年経っても結ばれずに、その従兄弟が何度も求婚しているオチは意外でした。

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