自分がと考えれば、それこそが実体験の苦しみと恐怖だろうと共感する。自分自身が覚えが無い時戻りは、「先ずどうして起きたのか?」「関与したの者がいたのか」謎がある。ヒロインが前世の体験を回避するための努力の日々は、本当にすごい。彼女がまきこまれる事件の数々が、背景の複雑さ、陰謀の陰湿さを明らかにして行く。奥行きの深い優れた作品だと思う。読み応えあり!
完結ご苦労様です。番外編も、すごい楽しく読ませていただいてます。最期に、ハッキリと結果を示す終わり方も有りだけど、これもじわ〜と来る感じで凄い良いです。ネタバレするから詳しく書けないですが、彼がどうなるかは判らない。でも、生きていてくれたら、そんな甘くないかもしれなくても。「希望」があるなら…。人の最後に残ったのがこれであって欲しいと、切に感じた作品です。一気に読めるのは、テンポが良いからでしょう。 是非おすすめします。