時を戻った私は時が戻る前の厄災をを避ける生き方を所望します

王太子の婚約者として暮らしていたが某令嬢の陰謀に嵌り冤罪を被り処刑にあう。処刑を迎えるまで王太子主導の元ヒロインは王家暗部達に嬲られる辱めを受けてた。只、実は王太子もその令嬢の罠で魔法をかけられ、自我を失い彼女のいいなりのままに行動していた。魔法が解かれヒロインを失った後悔から王家伝来の禁術、時を戻す魔法でじぶんとヒロインを過去に戻し、ヒロインには穏やかな再出発に願った。時を戻されたヒロインの記憶に悍ましい記憶がトラウマとなり、王太子を近づいたり意識されなければと、王太子を避ける事に努めていたが、運命の悪戯か王太子も過去の記憶を持っているからヒロインを追ってしまった。ヒロインには過去の厄災を緩和させる方法を医師が処方、夢見の術を施され、夢の中で魔獣を打ち負かし続ける事で魔力と精神が鍛えられ、眠りから覚めた後、心身の強化と意志の強さとで、過去の悪夢から克服出来たが、一方の王太子には過去の悪夢を告白したり手助けする者がいない為、トラウマを抱えたまま精神に異常を来たし、時を戻す禁術を施した元王宮魔法使いの術で身を変え、夢見の術で眠らされる。ここに来て、ヒロインは過去の王太子が魔法にかけられ意思に反してヒロインを貶めていた事実を知り、そして、そのトラウマ克服も果たさず時を戻って生きてきた事を知り、その変わり果てた王太子の世話をする、という何とも言えぬ王太子の愛の深さ、一途さに震えると共に結果ヒロインもそれに応えたい心底にある恋慕が知れて感動しました。