空から少女が、少女の腕に落ちて来て始まる物語
- ★★★ Excellent!!!
空から落ちて来た少女は自分の名前すらも忘れていた。
そんな少女を拾ってしまったのは魔術師労働基準監督署の署長リゼット。
服のポケットに入っていたハンカチのおかげで少女の名が「トーコ・ホウライ」であることがわかった。
初めて会ったはずの2人には、それぞれに既視感があった。
リゼットが住む世界には、魔術が存在し、警察署があり、魔術のブラック企業があり、魔術師労働基準監督署ではパワハラに対応したり適正な労働時間を守らせる仕事をしているらしく、しょっちゅう恨まれてガラスを割られたりするという状況だった。
そんな中、リゼットは記憶がなく文無しで行き場のないトーコに「秘書にならない?」と持ち掛ける。
感想:日本と異世界が同居しているかのような、不思議で親しみのある世界観が楽しい。
また、記憶がないために「猫はしゃべるもの」や「空を飛べる人もいる」を素直に受け入れてしまうトーコの性格がとてもおもしろい。
オススメです💖