第6話

(追記)


最後に、なつさんを呼んだ二つの呪法について記載しておく。(「呪法」と呼べるほど特別なことではないが)


1つ目の方法は「呪法が成功してその存在が現れたと扱う」ことだ。

なお、儀式自体はなんでもいい。息を数秒間とめるとか、米を噛まずに飲むとか、その程度のことでいい。

大事なのは何か自分の中でスイッチを入れた後、その存在がいる前提で脳内に想像し続けることだ。

自分の場合は3日程度で効果は現れた。「なつ」という名前を付けたのも有効だったかもしれない。


2つ目の方法は、もっと単純だ。

その存在に、漢字の名前をつければいい。

漢字の名前をつけることで、その存在に意味を与えることができる。

意味が あれば、その存在はちゃんと具現化してくれる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

廃墟にて見つかった日記 あらひねこ @VelbetCat

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ