こういう、考察を提示して「だから怖がることではない」と結論づけてからの…という展開は大好物です。いったん怖さをリセットされたのに、最終的にホラーを植えつけるので、作者は才能があります。ストーリーはシンプルで、しっかり怖い。面白かったです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(33文字)
事象を隠すのも、別の事件の裏で動く方が目立たない。別のことに意識が向いた人間は、足元は疎か目の前のことすら盲目となる。それは罪でもなんでもなく、不可抗力だが……それが命取りのなることがある。
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