一つのお題を擦るタイプの大喜利系ショートショートは「ノックの音が」なんかが有名ですがこれはそれを更に高めた代物。 短くて面白くてちょっとドキッとしたり笑えたりショートショートとはかくあるべきと言わんばかりの名作です。 お暇な時に好きな所から、素早く読める人なら10秒で。
こんなショートショートを書けるようになりたいと思わせられましたたくさんあるから読むの楽しみぃ
毎回飽きさせない小咄がわんこそばのように出てくる。作者の頭はネタの宝庫か。。!本当にサクサク読めるので、まずは一話読んでみよう!
これは、すごいです。僅かな文字数の中で完結した世界観。スピーディー。納得。こういうテンポと質量で物語を紡ぐスキルとセンスがほしい。
10秒後に必要なものが爆速で届く――。たいへんに便利、使いようによってはハッピー&ラグジュアリーなライフが待ってるはず。……なのだが、語り手は「そんなことある?」みたいな謎ピンチに見舞われていて、マイナスとプラスが対消滅していく展開がすばらしい。動画でシリーズ化したら面白そうな作品。
その一言に尽きる。ワードのチョイスが素晴らしく、題名で興味をそそられます。ただの物語ではなく、読後に考察を施す余韻も与えてくださる秀逸な短編集だと思います。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(23文字)
1話が短くまとまっていて読みやすく、長くても5分はかからないため、ちょっとした隙間時間でも読めます。「10秒後に欲しくなる商品が届く」という状況だけで、ここまで色んなストーリーが書けるのは凄いです。あと個人的には、10秒後に「必要な」商品ではなく「欲しくなる」商品である点がミソだと思ってます。
ひとこと紹介の通り、一話一話が短くさっくり読めるけれどオチもしっかりしてる読んでて楽しい掌編集。一話一話で主人公は違います。いろんな立場のいろんな事情が絡まり、なぜか的確に送られてくるお急ぎ便。その全てに、お忙しい社会のニーズを満たす配送物が詰まっています。何が入っているかはお楽しみ。まずは一つ目の荷物の顛末を。面白ければ是非そのあとも、荷物の輸送状況を追ってみてください。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(222文字)
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