しがみついて紫陽花

この社会を生きるには「彼女」は素直すぎた。

　高校生の朝比奈薫には幼馴染に糸井歩夢という男の子がいる。
　薫と歩夢は性別を交換して生まれてきたと周りに言われるほど、薫は男勝りの活発な性格で、歩は内気で可愛いものが好きな恥ずかしがり屋の性格だった。
　薫と歩夢は中学生まで同じ学校に通い、高校進学を期に別々の学校に進学することになった。そのため、交流が少なくなっていたが、ある日学校帰りの歩夢に会う。いつもとは少し様子が違う歩夢だったが、そんな日もあるだろうとその日は解散する。
　しかし、その次の日、薫は歩夢が亡くなったという衝撃のニュースを耳にする。


※初めての作品なので拙い文章ですがよろしければお読みください。
※過激な内容にするつもりはないですが、「残酷描写有り」にしております。
※コ…続きを読む