七不思議の謎を解いた先に待ちうけるものとは? ふたりの女の子の大冒険!

小学六年生の結菜が通う小学校には、七不思議がある。
結菜は、幼なじみの夏希と七不思議めぐりを計画。ふたりは、夜の学校に忍びこみます。
結菜たちは、そこで七不思議のひとつ、二宮金次郎に出会う。七不思議の謎を解いてスタンプラリーの台紙にスタンプを集めるよう、ふたりは二宮金次郎に教えてもらう。
結菜と夏希は、二宮金次郎のアドバイスどおり謎を解いてスタンプを集めていくのだが――

七不思議の謎を解くというファンタジックで躍動感のある物語がテンポよく進み、サクサク読めます!
しかも七不思議をめぐるうちに、主人公の結菜が抱える悩みが明らかになる展開が盛りこまれていて、そちらにも胸アツでした!
小説の概要にもあるとおり、最後の不思議は「大階段踊り場の鏡」。読み終わって見ると、これが最後の謎な展開にすごく納得。伏線がしっかり回収されて読み応え抜群でした!

子供時代には、勉強がもちろん大事。だけど、こういう七不思議を追うみたいな冒険も、すごく必要なのかもって気持ちにさせられました。今の時代ならではの児童むけ作品だなと思います☆

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