強くて賢いけど人間くさいベアトリーチェが愛と人々のために奮闘する物語

レオナルドがタイトルの初めに来ていてキャッチコピーもレオナルド中心になっていますが、私が誤解していなければ、主人公はベアトリーチェです。彼女は強くあろうと頑張って人々のために奮闘するのですが、賢くて強い一辺倒ではなく、愛のために理性を失う人間的な面もあり、共感しました。でもベアトリーチェだけでなく、男性キャラも魅力的でした。

実は、1人の男性が3人の女性を侍らすハーレム展開かと思って、最初ちょっと読み始めるのを躊躇していました。でももうすぐ完結すると知って読み始めたら、それは誤解と分かり、一気に読むほど没頭しました。この物語には、ハーレムとかそういう流行要素はなく、シリアスな本格的ヒストリカルロマンスで、設定もすごく詳細でしっかりしています。残念ながらそういう作品がWeb小説には少ないので、私はこの作品に出会えてよかったです。