前世ニートでも人類の危機が迫る現代ファンタジー世界では怠けないと思うんだが

俺は寝ている間に病死したと思われる前世ニートだった。死んだあとこいつが記憶持ち越しても特に影響ないから遊びで記憶忘却措置やめておこうぜみたいな神とその部下のやり取りを聞いた後転生した世界は迷宮はびこる現代ファンタジー世界だった。

時間制限付きで特定の迷宮を踏破しないと人類に存続の価値なしと神々によって滅ぼされてしまうという世界。迷宮氾濫とか平気で起こるという恐ろしすぎる世界。

「前世ニートの能力的にも人間的魅力の面でも友達も仲間も無理そうだわ。最後に頼れるのは自分だけだ。この世界でもニート生活とか゚したらすぐ死ぬわ。生きるためには自分を死ぬ気で鍛えるしかねえ」

運良く俺には人として強くなる才能はなかったが人を辞めて強くなる才能はあった。おかげで運良く死なないで済んだ。