仏教説話×死別ブロマンス

菩薩とも呼ばれる若き高徳の僧ワンポ・ナムギャルが、羅刹から三人の命を救うために自らの血を差し出す。
そのさまが痛ましくもあり、どことなく官能的でもあります。
羅刹も徐々にワンポ・ナムギャルに絆されているようなのですが……。

「死別ブロマンス」企画に寄せて書かれたお話とのことですが、なかなかほかにない設定ではないでしょうか。
はるか昔より語り継がれている伝説だといわれても信じてしまいそうなほどで、ブロマンス好き以外の方にも広くおすすめできる作品です。