概要
故地を失い、失意の画工は、敵国に渡って何を得るか
黄文造本実《きぶみのみやつこほんじつ》。
高句麗人の末裔で、画工である彼は、嘗て父が造った漏剋《ろうこく》の修繕を大王から依頼される。
父と故郷を失い失意の底に沈む本実は、設計図の散逸を理由に一度断るが、大王の計らいで遣唐使として渡唐し、原物を検めよと命じれられる。
仇とも言える国で、本実は生きる意味を見出し、漏剋を復活させることができるのか。
高句麗人の末裔で、画工である彼は、嘗て父が造った漏剋《ろうこく》の修繕を大王から依頼される。
父と故郷を失い失意の底に沈む本実は、設計図の散逸を理由に一度断るが、大王の計らいで遣唐使として渡唐し、原物を検めよと命じれられる。
仇とも言える国で、本実は生きる意味を見出し、漏剋を復活させることができるのか。
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