概要
あの日の思いは、遥か空のかなたまで消えていく
――竜を見た
黄金の草原の真ん中で、少年は見た。
青く、どこまでも広がる雄大な空を、何者にも縛られず、黒い翼を広げて飛翔する竜を。
本や吟遊詩人の語りでしか現れない伝説を。
―――少年は確かに見届けたのだった。
黄金の草原の真ん中で、少年は見た。
青く、どこまでも広がる雄大な空を、何者にも縛られず、黒い翼を広げて飛翔する竜を。
本や吟遊詩人の語りでしか現れない伝説を。
―――少年は確かに見届けたのだった。
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