題名を目にしても、正直そんなに怖い話だなんて思わなかった。ましてや作者の名前が、ほのぼのとしている。だからこれほど怖い話だとは思わなかったのだ。 その自分の油断と、ならば何故に読み始めたのか?という謎。 油断+謎=怖!!!本気で怪談を読みたい人は是非とも読み始めて欲しい。ゆっくりと不穏な空気が広がり、ラストに近づくに連れてその恐怖は加速して行く。そしてラストのゾッとする背景。作者の、まるで猫が心地良さを周りにもお裾分けしてくれるような名前に油断してはいけない…!この作品は、怖い!
「先生、足が痛いの」ある幼稚園に通う女の子は、先生たちにそう言う。しかし先生は誰も女の子に返事をしない。さらに新任の先生にも返事をしないよう促す。なぜ先生たちは女の子のことを無視するのか、そこには悲しくも恐ろしい理由があった。
もっと見る