第7話 - まろと僕（@gingingin）

　「ただいま。留守番ありがとう」

　「ちっち、今日はどうだった？」

　「少し手応えありかな。まろの練習のおかげで、面接もちゃんと答えられたでぇ」

　「さすがちっちでぶ。ケーキでも食べようや。部屋も少しだけ掃除しといたでぶ」

　「まろは偉いなぁ。よ、世界一かわいいうさぎさん。ちっち泣きそうや」

　相変わらずこれからどうなるかわからない毎日を送っている。でも、まろと一緒ならなんとでもなる気がする。いや、そうしないといけない。だって、ずっと一緒にいるって約束したんだから。

　あれ。でも今日出かけるとき、まろ玄関に連れて行ったっけ。まぁ、いいっか。

　「ケーキ！」

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。