第14話 焼けつく程に 手を伸ばせ
私、天之御 刃羽と伊奘諾 紅羽は廃墟と化したビルで対対魔忍用サイボーグ イフリートと現代妖怪の八尺様を迎え撃っていた、私は神剣ゼノンカリバーでイフリートを火花とともに斬り裂き、そして神剣ゼノンカリバーを空に掲げ眩い青い閃光とともに青色と白、そして銀色のレオタードスーツにライトブルーに銀色のアーマーパーツを纏い神騎ゼノンニールに変身を遂げる、だがこのゼノンニールの姿は本来の私の神騎ゼノンニールの姿ではない紅羽は既にグランニールになり八尺様と戦っていた即座に八尺様のパンチやキックを見切り双剣で火花とともに剣戟を浴びせた、そして黄泉の腕輪を弾き青炎とともにグランニール フレアに変身を遂げた、青炎を纏った斬撃で八尺様はビルに吹き飛ばされた、私も紅羽も同じだ太陽の翼に覚醒した紅羽はもう暁の神騎グランニール デイブレイクへの覚醒のみとなっているしかもグランニール フレアはそのグランニール デイブレイクにはやや劣るからだこのヒカリナキセカイに闇祓い世界に光を齎す存在となる為、私も紅羽も修行しているのだ、イフリートのラーニング能力を私は一万年と二千年前からの戦闘経験で遥かに凌駕していた、そしてそれはゼノンニールの転生者であるが故だ、正統後継者であるが故でもある、だから私は本来のゼノンニールの姿になる為、その為に焼けつく程に手を伸ばせばいいイフリートに私は青色の光を纏った斬撃で斬り裂きそして上空で必殺技のゼノンカリバークラッシュで一刀両断し爆発させた、以外にも対対魔忍用サイボーグ イフリートに対魔忍が作ってくれた神剣ゼノンカリバーは効いていたのだ、そして八尺様に苦戦する紅羽に助っ人に私は駆けつけそのまま2対1に持ち込んだ、青炎を纏ったパンチとキックそして斬撃と剣戟で八尺様は次第に紅羽に押され始めていた、私はそれに胸のざわめきを覚えた、ドワォという爆音とともに八尺様はビルに叩きつけられた、熱き怒りの嵐を抱いて紅羽は黄泉の腕輪を遠慮も躊躇もせずに使っている、そしてこのヒカリナキセカイには闇に深く蠢く 飢えた獣の叫びが街に轟いているからだ、だから紅羽は傷を負っても探し続ける誰が為に何をするのか、八尺様に光弾が次々に紅羽に直撃する、そしてその激しい爆発の炎を突っ切って青炎を纏った紅羽は八尺様の懐に飛び込んでフレアジャッジメントストライクを叩き込んだ、八尺様は「黄泉の腕輪はいずれ暁の神騎を呼び起こす」と言うとドワォと言う爆音とともに爆発した、変身時間に制限があるが厳しい修行で紅羽は黄泉の腕輪によるグランニール フレアの変身時間制限を伸ばすことに成功していた、私は「お疲れ様」と言うと紅羽は「大したことはしてないよ、ましてや今のままじゃあ現在世界の私に追いつけない」と廃墟ビルに置かれた拠点に戻り私と紅羽は休憩をとっただが私の胸のざわめきは誰も抑えられない、私は紅羽に「もし貴方が暁の神騎に覚醒したいなら 動き出せ 戸惑うことなく」と言った、その言葉で何か吹っ切れたように紅羽は「ありがと、貴方も恥をかくなよ」と返した、もう未来世界には世界を変える風が吹き続けている、太陽の翼と太陽の神騎アポロニールの復活、そして黄泉の腕輪によるグランニール フレアの登場とめまぐるし世界の風は変化していた、そして自由の意味も 眠れぬ訳もこのビルの隙間じゃわからない、私の心は本来の神騎の姿を望んでいるその為にこの依頼を引き受けた、紅羽が同伴したのは彼女も太陽の翼を本格的に覚醒させそして暁の神騎に覚醒する為だった、だが一度戦ったイフリートでは相手にはならず、現代妖怪の八尺様を相手に選んだ変身封印能力を持つアイテムなしでも少しは苦戦を余儀なくされていたことを考えると決して弱いという訳ではない、いや最も私が見た一万年と二千年前の世界始まりの日の記憶、アポロニールの石化の眠りから守る為、ゼノンニールは1人で戦いそして敗北しレガリアの剣を突き刺し青色の光の粒子となり消えた、眠れないのはその夢を見るからだ、だが少しは寝て休息をとっている、神騎ゼノンニールの記憶は私自らが正統に継承しているから見れることも、現在世界では八尺様の変身封印の鈴に変身能力を封印され苦戦を余儀なくされていたらしいだが未来世界では八尺様も変身封印の鈴を手に入れることじたいを断念していた、闇に蠢く下級妖怪と魔物の群れ、眠っている紅羽を置いて神騎ゼノンニールに変身した私は神剣ゼノンカリバーを構えた、そして私は走り出す 振り向くことなく次々に金色の光の剣を生成しゼノンカリバーを巧みに操り下級妖怪と魔物の群れを蹴散らす、私は自分をまるで鼓舞するかのように「焼けつく程に 手を伸ばせ」と言った、そして冷たい夜を突き抜けていく、そしてどうやら私達は世界を変える風になれそうだ、そしてその私の姿を戦いながら黄泉の腕輪を託された勇者の一族である夏川柚希が見ていた紅羽が黄泉の腕輪を使いグランニール フレアになっていたことも柚希は「あの腕輪、あれだけの力を引き出せるのか、私も使いこなして恥をかかないようにしないと」と魔物の群れを日本刀に紫色の光を纏った斬撃で蹴散らした、そしてこの荒野で冷たい夜が明けていく。
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