学園反逆ブラッククロウ 外伝 業火を継ぐ者

第8話 己が道を貫け

未来世界から現在世界に黒斗と灯里の2人が旅立ったその後、未来世界、そしてこのヒカリナキセカイでも戦い続けるものたちの激闘は続いていた、魔物に人が襲われかけたところに飛び蹴りで魔物を吹き飛ばした男がいた、名を伊吹山 喰牙、彼は魔物に襲われかけた人に「逃げて！」と言ったそして手で紫色の光の円を描き片目で手を止めそして両目を紫色に光を放ち眷属をその身に纏い変身を遂げる、黒色と赤色のラインのインナースーツに両頬には赤色のラインが入り目は紫色に獣の目のように獰猛に光輝く、魔物を紫色の光を纏った蹴りで火花とともに蹴り飛ばしそして紫色の光を纏ったパンチで火花とともに吹き飛ばした、そして時同じくしてヘリで紅羽が喰牙のもとに合流しそしてヘリから飛び降りそしてそのまま上空で紅羽は「フレイムアムド！ヴァルキュリエ！グランニール」と叫び神騎グランニールに変身を遂げる、変身の余波で魔物の群れを一網打尽に焼き尽くして、そして赤色の双剣のレーザーブレードで魔物を斬り裂き、紅羽は喰牙に「ごめん！遅れた！」と言った、喰牙は「いいや、充分だよ」と返した、紅羽は双剣のレーザーブレードで魔物の群れを蹴散らしていく、そしてそれはこのヒカリナキセカイで戦う皆それぞれが己が道を貫けるようにパンチで魔物を吹っ飛ばすとその魔物を飛び越え喰牙は紫色の光を纏った斬り裂き攻撃の一撃で魔物の群れを一網打尽にした、そしてそのまま合流した雪羽そして霊羽とともに次々に魔物の群れを蹴散らしていく、そしてついに街一つを魔物から取り戻し光を取り戻した、紅羽は雪羽にあることを伝えた、それは現在世界で羅生門を開くことを未来世界の黒斗達が無事に阻止できたこと、そしてこのヒカリナキセカイ、未来世界では生まれなかった超人の誕生についてだ、そして現在世界の黒斗は無事に三種の神器と魔導剣 業火と炎の刻印を継承しついに魔戒騎士となったこともだ、そのことで未来世界は少しずつではあるものの確実に変化していた、数で勝る魔物の群れの弱体化がその証拠だ、そして今までは魔戒騎士、神騎でも手を焼いていた魔物の群れが錬金術師、そしてさらには眷属変身を使う喰牙でも互角以上に戦えるようになった、神騎グランニールの神騎変身を使わず基本形態のみでもかなり有利かつ有益に戦えるようになっていた、そしてましてや氷河、雪女である雪羽にとってはかなり有利に戦況が覆せるようになった、そしてその訳は創世と創造の力と黒歴史の遺産である月の書の力の影響が最大限に活かせるようになったからだ、黒歴史の遺産である月の書の力は事象改変だ、実際、氷河と雪羽の2人はその創世と創造の力と事象改変の力を使い街一つを取り戻しているからだ、そして現在世界と未来世界を繋ぐ連絡手段として錬斗が錬金術で錬成した無線機がうまく正常に機能していることもこれで確信となった、そして拠点に帰った喰牙と紅羽は「超人、どう思ってるのかな？少なくとも現在世界の私じゃ相手にもならない気がしてる」と話した、神騎の力は少なくとも魔戒騎士とも違う力だ、そしてそのことをよく理解している神騎グランニールとしての紅羽の本心だった、連絡では現在世界の黒斗では進化変身しても力の差で押し切られ、覚醒変身でようやく互角だったらしい、そして未来世界の紅羽ならまだしも現在世界の紅羽ではその実力の差は埋められるものではないこと、そしてそれは彼女、紅羽がそのことをよく理解していた、未来世界の黒斗は少なくともその実力は超人と対等だ、そしてその力の差もそれほどのものではない、紅羽は「あっち、現在世界も少しずつ動いてるしこっちもやれるだけのことはしたいね」と言った、そして喰牙は紅羽に「少なくとも現在世界の俺もそう遠くないうちには黒斗達には出会うさ、俺もお前も希代の奴らなんだ」とそう喰牙も金色騎士に鍛えられ希代の奴らのその称号をその手にしている、紅羽もそのことをよくよく理解していた、そして眷属変身の出力では黒斗、氷河、錬斗すら超え神騎である自分すら越える力をもつ喰牙が言うのだ、確かな確信はあった、このヒカリナキセカイでも抗う価値はある、そして少なくともそれが光を取り戻しもとの世界に戻せるのだと信じている、紅羽は喰牙の肩にもたれかかると「また漫画描いたよ、人々の希望が見出せるようなそんな漫画を」と言った、そしてそれは漫画好きである自分が人々に希望を与えられる手段の一つだった、神騎としては戦いに赴き趣味では漫画を描くそれが紅羽の希望でもありこのヒカリナキセカイで戦う理由だ、神騎として守りしものとしてだ、そこに妖怪の長であるぬらりひょんが現れた、ぬらりひょんは杖で地面を叩くと「皆の者、ついにこのヒカリナキセカイに一筋の希望が示された、現在世界とともに戦いこのヒカリナキセカイに光を取り戻そう」と宣言した、そして未来世界はようやく魔物に対して反撃の狼煙をあげる。