第11話 支配者は まだ眠らないから

現在世界でターボババアと神騎グランニールである私、伊奘諾紅羽が修行を始めそして太陽の翼を覚醒させたそして同じ頃、未来世界でも神騎グランニールである私、伊奘諾紅羽も同じくターボババアそしてその理由はこのヒカリナキセカイとなった未来世界を支配する支配者は まだ眠らないから、そしてそのことを理解していた互いに変身した私とターボババアは超高速戦闘を行っていた赤色の光となり激しく火花と瓦礫を巻き上げながら木や電柱などを叩き切って修行は続く、現在世界での太陽の翼の覚醒は自ずと未来世界の私の中に一万年と二千年前から眠る太陽の翼の力を目覚めさつつあった、そしてターボババアの蹴りと私の回し蹴りがぶつかり大爆発が起きた直後、私の両足に真紅と琥珀色の太陽の翼が現れた、そしてそれを確かにその目で見たターボババアは「やっとか、クソだらぁ、目覚めさせるのなら現在世界のお前の方が早かったな」と言った、確かに黄泉の腕輪、そして一万年と二千年前から太陽の神騎アポロニールから受け継いだこの太陽の翼があればこのヒカリナキセカイでの神騎の戦況は覆る、それを見ていた科学者であるドクター・ヴァーサゴは「それが太陽の翼か、ゾクゾクするぜ、その力、唆るだろ?」と言った、そう彼、ドクター・ヴァーサゴは今は魔戒騎士や神騎の研究しギアを次々と開発している、彼にとって私が発現したこの太陽の翼は興味が唆られる研究対象だということだ、だからこそ彼は私とターボババアの修行を見ていた、そして今は進化までは至らないこの太陽の翼が後に私を暁の神騎グランニールデイブレイクへと進化させることになる、当然、私もこの太陽の翼については興味を唆られていた、そしてそもそもこのヒカリナキセカイで太陽の翼じたいが人間や妖怪、神騎、魔戒騎士や対魔忍、退魔士にとっての唯一の希望の灯火となっていたからだ、そして太陽の翼が真紅と琥珀色になったのは恐らく私の意志が関係している、何よりこのヒカリナキセカイで皆が求めているのは欲しいのは今、なのだから、そして全細胞の憂鬱 数え 眺め人々はこのヒカリナキセカイを生きているのだから、そして私とターボババアは行きつけの長田のラーメン屋に入った、最も何より神戸という街は私達、神騎とそして対魔忍、ターボババアで取り戻したのだから、ターボババアはラーメンを啜った「うめぇ、修行の後のラーメンは唆るぜ」と絶賛していた、私はラーメンを唆りながら「未来世界の私は暁の神騎、現在世界の私は大気と炎の神騎、どこでこの差が生まれたんだろう」と質問した、するとターボババアは「当然さ、お前さんはこの世界を取り戻す覚悟で一万年と二千年前から受け継いだ太陽の翼を覚醒させた、これは太陽の神騎の力がその世界の状況によって変化している何よりの証なのさ」とそしてターボババアは「ワシの偶然を必然にする力ですらお前の中に眠る太陽の翼は反応すらしなかった、現在世界だとワシの偶然を必然にする力に太陽の翼が反応して覚醒した、そこも決定的な違いさ、お前さんは自力で修行の中で太陽の翼を発現させてるだろうに」とそうターボババアの言うように現在世界での私の太陽の翼はターボババアの偶然を必然に変える力に反応して太陽の翼が現れ発現し覚醒した、それに対して未来世界の私はターボババアの偶然を必然に変える力に太陽の翼は反応せずにほぼほぼ自力で太陽の翼を発現、覚醒したからだ、そして進化する神騎の呼び名も姿も違う、現在世界の私のいずれ進化する姿が大気と炎の神騎グランニールアブソリュートであり未来世界の私のいずれ進化する姿が暁の神騎グランニールデイブレイクであり能力もその力すらまるで異なるからだ、そしてその傍でドクター・ヴァーサゴは太陽の翼の解析をパソコンで始めていた、そしてこの太陽の翼には創世の力が一万年と二千年前から宿り速さも能力として私に備わっている、そして今、現在の私では太陽の翼の力では恐らくだが黄泉の腕輪に頼らざるおえない状況だからだ、そして少なくとも黄泉の腕輪を頼らずに戦える現在世界の私の方が明らかに戦闘経験不足とはいえ先に覚醒して進化を果たして大気と炎の神騎グランニールアブソリュートへの進化のほうが恐らく早い、そして気になるのは太陽の翼の色と発現した部分だ、現在世界の私は背中で橙色と琥珀色の太陽の翼であり、未来世界の私は両足で真紅と琥珀色の太陽の翼だったからだ、黄泉の腕輪の炎の色は青つまりは青炎だ、そして恐らくだが黄泉の腕輪を授かったことで私の中に宿る一万年と二千年前から受け継いだ太陽の神騎アポロニールの力に何らかの変化をもたらしたのだろう、対魔忍が太陽の神騎アポロニールが生み出したことも含めてだ、そしてそれを考えながら私はターボババアとともに世界樹、命の樹ユクドラシルに訪れていた、そしてターボババアは私に「ワシもお前達と戦うぜ、やられっぱなしは近代妖怪としてもな、性に合わねぇ、こんな世界にした支配者に笑って抗ってやるさ」と私は「頼もしいよ、これからよろしくね、ターボババア」とこうして近代妖怪ターボババアは私達の味方になった。

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