35歳、女性を忘れようとしていた淑華。十歳年下の朱威龍と出会い……。

このレビューは私の主観が含まれます。

35歳、女性も半ば、夜伽もなくなり、帝からの寵愛も遠退き、差配を任され、後宮の女たちの諍いからも身を引いて、どこか達観していた淑華。

そんな折、流刑地から１０歳年下の美貌の男子、朱威龍との出会う。

彼は何を考えているのか、執拗に、距離を詰めて来る朱威龍。





─ここから主観

帝と後宮の女たちの目は淑華を観ています。そんな中、どこか野心家で、何かしらの知略を持っていそうな朱威龍が淑華に迫ってきます。しかし淑華は馬鹿ではない。むしろ聡いと言える。

つまり

伸るか反るかの危険な誘惑に、乗るのか否か！？

いやまさにそんなドキドキ展開の場面まで読んで停まっている私ですが、続きが気になって、先を読み進めたいのですが、足踏み状態がもどかしい。

私は男性ですが、淑華の気持ちで読んでおります。

どうせ？女を棄てようとしていたのです。
年下の若き美貌の男に女を求められたなら、帝への愛も無いというのであれば、命を懸けたお遊びも……アリ？　幾度となく死線をくぐって来たです。最後に一花咲かせたって良いじゃない？　

ならば

アリよりのアリじゃない？

貴女はどうですか？