第3話これは…幼馴染の為にやった…こと

穂波side

「まず私が異能力者が現れたときの話をしたいんです…」

2月2日3時3分… 異能力出現時

…どうしよう……皆と一緒に居たのに…迷子になっちゃた…早く連絡しないと…此処薄暗くて…怖いな…、

                   ???

                「…おい…」

え…?誰…この子… 

穂波

「はいっ…えっと…なんでしょか……?」

そう聞く…私より少し低い身長の男の子だ…

                   ???

       「…此処どこだ知ってるか…?」

綺麗な瞳の子だなぁ…見惚れてしまいそう…鮮やかな髪色もとてもきれいだなぁ…

穂波

「えっと……神奈川県の横浜です…」

…そう答えると男の子は

                   ???

           「そうか……じゃあな、」

と言ってどこかに行くようだった…でも…男の子一人じゃ、あぶないし…、

穂波

「危ないよ!子供一人じゃ!一緒に行こ?」

と咄嗟に行ってしまった…すると男の子は顔を下げてしまった…え…?

                   ???

「あれ…?中也…?こんなとこでなにやってるの…?」

あれ…?この子のお父さんかな…?格好良いし…身長…高いな…

穂波

「あの…!この子のお父さんで     ???

「これはこれは!美しいお人だ、どうか私と心中をしてくれないだろうか…?」

そう私の言葉を遮って聞いてきた…私の手を掴みながら彼はしゃがんでこちらを向いてくる…

穂波

「え…、?」

と私は言ってしまった…

穂波

「この子のお父さんじゃないんですか…?でも知り合いなら連れて行って下さい!この子一人で……可哀想なんです…この子の親の所に連れて行って貰いませんか…?」

そう私は一気に言った…だってこの子が可哀想だから…この子を早く両親の元へ連れて行かせたいから……私がいうと…知り合いの方は頭をハテナにしてから急に笑い出した…え…?どうして…だろう……

                   ???

「はっはっw…え…?この子…?はっ…はッw…はぁーこの子は22歳だし大人だよ…?wwwwあー面白い……あれ…?中也…?下向いてなにしてんの、?www」

そう笑い出した…え……?大人……?え…?

穂波

「えぇぇ!そうなんですか!すみません…勘違いしちゃって…ごめんね…えっと…中也さん…?…ごめんなさい…私の弟と似ていて…、すみません……」

…あぁ…やらかしちゃった…本当にいやだ…

                   ???

「…、そうだねぇ……私の名前は太宰だ…太宰治…彼は中原中也だ、そうだね…何かあったのなら此処にくればいいよ…それじゃあ…」 

太宰さんは…そう言って去ってしまった… 

穂波

「武装探偵社……?」

私はそういった…言いなれない…聞き慣れもしないような名前だった…武装……?

穂波

「私はその時に異能力者になってしまったのかもしれません…異能力がこの地に来たときに異能力に選ばれたものだけ異能力者になるらしいですこれは絶対論です!そうです…彼が言っていたので…」そう私は一気に言った息が弾む…

                   まふゆ

「ねぇ…彼って誰…?…太宰さんでもなく中也さんでもないんでしょう…彼って言うことは…ねぇ…誰が異能力者か分かるの…?」

そう…まふゆさんが言った…私は異能力者…凄いなぁ…

穂波

「はい…わかりますそれは私の異能力なので…ですから…まぁ…そのせいで今に至るんですけど…その経緯をまずは話させて貰いますね……」

…私はそう言うがあまり悪い気はしない、…私はまだ何が悪いか分からないから……

6月5日4時2分

私は探偵社へと足を運んだ…こんこんと音をならすガチャリと音がなる

                   ???

                「はーい、!」

元気の良い声が聞こえた明るい男の子の声かな…?太宰さんでは無いことは分かるけど…

穂波

「すみません…少し…相談事が…有るんですけど…」

そう言いながらドアを開ける…鍵を開けただけだったから…少し…不安だったけど……大丈夫かな…?

穂波

「…あれ…?すみません…、太宰さんって…?…ここじゃ無かったですか…?」

…疑問に思ってしまった…だって太宰さんが居ないから…するとメガネを掛けた神経質そうな人がこちらに来てこういった

                   ???

「太宰は今…どっか行っている…あいつはサボっているからな…」

と少し…怒りの声を混じって言っていた…どうしてだろう…そんな疑問が私の頭の中によぎる…え…?どうして…?サボっても…何も言わないの…?貴女達はなんなの…?どんな顔をすればいいの…?そう思い顔を上げた…え…?なにこれ……、異能力……?独歩吟客…?……、あ、小説…え……?国木田独歩……?なにそれ…分かんな…え…

穂波

「すみません……また来てもいいですか…?今は太宰さん…いないようなの……で…」そういうのが精一杯だった…立つのすら辛い…なにこれ、分んない…辛い…、苦しい……胸…の奥が苦しい……帰ろう……私は少し…後ずさりをした…

                   ???

「、君が見てるものそれがすべて正しいものだ……異能力は選ばれしものだ…」

え…?何それ…良く見たら奥の椅子に座った居るまるで小説に出てくる名探偵みたいな格好をして居る人が言ってるみたいだった………正しいか…、そう思いながらドアを閉める…異能力…、まだ分かんないな……どうすれば……

穂波

「、…これが探偵社の出会いです……」

私はそういった…

まふゆさんは…こちらを見るだけ…顔に巻かれた包帯が痛々しく見える…奏さんは何も思わない顔色のようだった…というよりも…この状況をまだ理解出来ていないのかもしれない…それも仕方がないことことかも知れない……

                     奏

「ごめんだけど…早くここをでていきたい、な……?…行きながら話さない…?」 

そう奏さんが提案する…心のどこかで嫌な感じがするけど確かにもうお昼頃になるかも知れない…それなら喫茶店で話をしたい… 

穂波

「それなら喫茶店で話しません…?」

…そう私は言うするとまふゆさんが顔をあげこういう

                   まふゆ

「…それなら…その探偵社に行けばいいじゃない……」

え………あれ以来行ってはいない…探偵社の実力だって友だちに聞いただけで……まだ何もわからない……

                   まふゆ

「探偵社に今から言っていない事話すんだったら一気に聞いたほうが説明が楽なんじゃない…?…」

…、ッ辛い……苦しい…そんな思いが体の中を巡る…頭が痛くなってくる…どうなるんだろう…どうすれば……いいのだろう…逃げたのは私の方だ…

                   まふゆ

「……太宰さんはいるんでしょだったら早く行こ…今はその太宰さんと会いたい…それと探偵の格好をしていた人も気になる…」

そうまふゆさんは言うと椅子を引きながら立ち上がった…まだ距離を感じる…眼差しでこちらを見ている…私はまふゆさんの正面に立っているため…とても圧を感じられた…なぜだろう、何かしたでしょうか……?分からない……まふゆさんは鞄を持った…もう決定事項なんだ… 

                    奏

   「まふゆ…?、…行くなら、まって……!」

そう奏さんはまふゆさんに言う……私も行かないと行けないだ…最悪だな…

穂波

「分かりました……道案内をします…」

…そう私は言う…決定事項だともう無理な気がしたからこれ以上時間を使いたくは無い……

☆☆☆☆☆§§§§§§§§✙✙✙✙✙✙✙✙❖❖❖❖❖

彰人side

カン…と甲高い音がするその次にカンカランと音がしたその次に床を小物が回るような音がした……ここ…、は…?どこだ……?、

???

「…彰人……?」

俺の名前を呼ぶ声がする……なんだろう頭が重い……あ……もう無理だ…

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