好きを叩きつけてくる

不純な建前を並べつつ、それでもWebに小説を投稿して夢を追いかけている主人公。

うん、好きと出来るは違いますもんね。
でもいっそ、読者とのプロレスを小説化した方が受けるんじゃないかとか思ったり。

そんな主人公がパワフルに魅力的で、何より著者自身の好きが伝わってきます。

とはいえ、主人公に都合に都合良く話が進む訳でもなく、むしろ七転八倒、ドラ⚪︎もんのの⚪︎太君ばりに泣きっ面な目にばかりあってしまう。

それでも、それがどうしたとばかりに突き進む主人公に目が離せません。

細けえことはいいから、とりあえず勢いのある面白い小説を読みたい!という方、オススメです。