渋く、簡潔な文章でつづられる王道ファンタジー。

読んでみて驚いたのが、そのまるで野武士の様なざっくりとした簡潔で、素っ気なさすら感じさせる文章。

それでいて中身は超王道とも言える冒険活劇で、そのギャップがとても新鮮です。

かなり詰め込んだ内容なのに、字数で見るとそこまで多くないのに吃驚。

こんな風にサラッと面白い話を書けるのか、と、そういう意味でも注目すべき作品です。

そんな訳で、濃い内容を一寸した時間に楽しみたい、と云う人にお勧めです。