人形と技師のこんなに素敵な最期があるだろうか

機械を造る者がいるならば、機械を壊す者もいる。
壊すという行為の中にある確かな優しさに触れるような物語でした。

一見すると偏屈で偉そうで口も悪い機巧技師のジニア。
表情を顔に出すことが苦手な機巧人形のエリス。

この二人の関係性がもう最高です。

どこか冷たく、つけ離したような態度のジニアの優しさに、心が無いはずのエリスが気づいていく過程が素敵でした。

素晴らしい作品をありがとうございました。