概要
「才能の壁」に折れた者へ
ブラック企業勤めの琴音は日々の残業に疲れていた。ある日、琴音は夢を見る。どこまでも続くような空間。中央には黒い影がピアノを弾いている。彼女は、”悪夢”に遭遇したのだ。黒い影は、琴音を襲おうとするが羊の角が生えた美少年シープによって防がれる。シープによると悪夢を倒すには自分の過去と対峙しなければいけないらしく...
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- ★★★ Excellent!!!刺されたような気持ちです
憧れを抱くとき、誰しもが大きなものに心を動かされるのだと思う。でも、それは限られたものだけが手に出来る最高到達点である。
だからこそ、輝いて見えるし、多くの者がその点には辿り着けず、挫折を味わい、その憧れを諦めてしまう。
仕事に疲れ果てた「高橋琴音」は、散らかった自宅を見て、憧れの大人の姿とはかけ離れた姿に疑問を口にする。自然に目線が吸い寄せられるのは、子供の頃の思い出の品である羊のキーホルダー。その視界を最後に琴音の意識は落ちる。次に目を開くと、そこは一面真っ白な空間であった。その中心には黒いグランドピアノがあり……。
夢の世界。そこで主人公が向き合うのは過去の自分の未練と夢。
どこか…続きを読む