だってコウテイペンギンのためのヒナだから

 この部屋に入ったらエマになる。
 そういうことだったのですね。

 親なんていない国で、知らないとはいえ「父親」を意識するペンギン
 話を聞いてあげるエマ。
 この関係が尊いです。本編を最後まで読めば、いろんな感情が入り組んだ関係なのだとわかります。 

 すべてわかっているから、ペンギンを受け入れ、エマは話しかけ続けるのでしょう。
 「父親」のために。