賢者は歴史より学び答える。


 これから人類はどのように進んでいくのか。

 問いかけに賢者は端的に答える。

 我々が辿ってきた道と、その先にある、いくつかに枝分かれた未来を……



 端的。

 この一言以上に、本作を語る言葉が果たして必要なのか。

 過不足なく、淡々と告げられる答え。

 時代がどれほど進もうとも、舞台を変えて同じ道を辿るだけなのか。

 それとも、血肉とした知を以て過ちを止められるのか。


 賢者の声に少しばかり、耳を傾けてみてください。