こうなりたい、こうなりたくない。

就活の困難に直面している女の子が、春になって咲いているおじさんと交流するお話です。
何を言っているのかわからないかもですね(笑)
でも、設定がシュールなのに物語を語る視線はとても温かくて優しくて、読み進めるうちに不思議な気持ちになってしまいます。
春に咲くおじさんに自分を投影させれば、誰もがこうなりたい、ううん、こうなりたくない、なんて気持ちにさせられるのではないでしょうか。主人公の無力感も、あるいは身に覚えがあるかもしれません。
春に咲くおじさんはあなたの人生のバロメーターです。
ぜひ、ご一読くださいませ。

自作のひとこと紹介からして例題のパロディになっているのが秀逸です(苦笑)

その他のおすすめレビュー

月庭一花さんの他のおすすめレビュー78