生きてきた経験で、人ってこんなものと思いがちです。新しい出会いにも、この人もきっとこうだよね。 ところが、今までの人生の中で、会ったことのないような人と出会うことが有るのです。この小説は、そのことを表現している、読みながら、そのように感じたのです。 私は山に登っていましたが、山に登ると夜は、光は空にだけあります。見あげる空にだけ光が有るのです。星の雫は見あげなければ気が付きません。
日常のつらさ、鬱屈がすべて晴れて、星の雫に祝福を貰える物語。最後まで一気に読ませる小説です。百合好きの方には、特におすすめします。