このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(211文字)
人生の節目でひょいと出会った路地裏の不思議な店。「箱屋」と提灯に書かれた屋台で、主人公が望んだ箱は、彼の未来にどんな結果をもたらしたか。ぜひ、ご自身の目でお確かめください。振り返れば、あの出会いは不思議だった……という瞬間、誰の人生にもあるように思います。他の「箱」にはどんな物語があるのか、オムニバス形式で語られるのを待ちたくなってしまう、小粒ながらピリリと刺激をもらえる小品です。
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