それは不要なものだから、箱にしまってしまいましょう

偶然立ち寄った、「箱屋」。
箱屋は、主人公の現在のことがわかり、不要なものを箱に入れた。
箱屋には、彼の未来のことも見えたのだろう。
そんなものを使わずとも、否、使わなかったからこそ成功できることを。

未来のある日、箱が開いて、彼は納得する。
そうか。そうだな。不要なものだったな。

人間の絶望と希望の間にある、「不要なもの」をしまい込んでしまう箱。
自分なら何をしまい込まれるのかと思う。

短くて読みやすい。是非。