目指せ現行機プレイ! ボクと魔王移植署名活動委員会覚書

仁嶋サワコ

第一章 87パーセントの俺達

世には沢山の創作物が日々生み出されています。

それと同時に日々失われていく創作物もあります。


紙なら破ける、VHSは再生機が壊れるまたはテープが破ける。

この前なぞ、スーパーで買った100円のDVD(しんかんせん)をレコーダーに入れたら、

DVDは再生できないと表示され、PCで見ようかと思ったら今日日のPCは媒体を入れる場所がなく、

昨年中古で買ったPS2(これ伏線)で再生する羽目になりました。


メディア媒体は日々進化し続け、機械が存在しないと体験できないものは多いのです。

そんな感じの流れゆく日々に無情を感じつつ、



「昔やったゲームまたやりたい」



こんなことを思った人は多いのではないでしょうか。


ジャパンでなくメリケンの話ですが、VIDEO GAME HISTORY FOUNDATION(VGHF)でこんな発表があります。(https://gamehistory.org/87percent/)


英語なのでざっくり和訳しますが、なんと、2009年に発売されたクラシックビデオゲームの実に87パーセントが容易にプレイできない状態とのことです。ゲームソフトを求めて彷徨い歩くか、著作権侵害行為をするしかないのです。


2009年って昨日じゃなかったっけ? クラシック? ということにも驚きを禁じ得ませんが、つまり、厨二がオギャアと産まれた夏の日に小遣い握りしめてゲームを買った小学生(現Z世代)百人の内、実に八十七人が胸に抱きしめたあの日のソフトをもうプレイできぬのです。

みんなショックで不登校で学級閉鎖になってまう。

やーん。せちがらーい。



そんなこんなで2023年。

2009年って昨日じゃないわ。一昨日だったと思う今日この頃。

日々社会の荒波に揉まれ、Twitterで何となく小説アカウントを作ったけど、自分の更新情報書かなかったり書かなかったりしていた私はふと思いました。

「あれ? あのゲームって今やれるの?」


オンオフ含め周りは全くやっていなかったけど、絵もシナリオも音楽も(ゲームシステムは目をつぶるとして)とっても大好きだったあのPS2のRPG。

サントラもアレンジサントラも当然持っている。

発売会社的に、2022年年末に夫が何かの贖罪かのように(浮気でなく、フルタイム共働きなのに、仕事と病気で私に全ての家事育児を負担させた時期があったことが理由だとは思う)買ってくれたSwitch……ではできないだろうけど。


とりあえずググってみました。


ゲームアーカイブス(PS3のみ)←カタログには載っているけど実際はない


は?


2016年PS4向けに配信決定。

海外版のみ発売。ダウンロード可。


以上。

学級閉鎖の原因の一人になった。



はあーーー??


まごう事なきジャパン製のソフトだよ!?

メイド・イン・ジパング!

日本語版ならまだしも、海外版のためにPS4or5買うのもなぁ。

何たって主人公の目のサイズと名前が違うんだよ!

別物!


でもやりたいなー。

歯車LOVE!


と思いながら、Twitterでファンアートを眺めていたら、その素晴らしさに感銘を受け何だか無性にやりたくなりました。

勢いでPS2(ほら、伏線回収)とソフトと攻略本を買い、とりあえず実況ツイート。

無事小説アカウントから雑多アカウントへ進化した後、眺めていたファンアートの半数を描かれていた人(以下Kさん)がとりあえず食いついてきたので、お友達になりました。

ゲームは昔出来なかったやりこみもしっかりとやり大団円でクリアです。


そんなKさんと現行機でやりたいやりたいゲームやりたいとTwitter上でだらだらと会話。


「とりあえず意見でも送ってみたくないですか?」

「何か昔も署名があったらしいけど、制作会社に送ったら販売元に送ってくれと言われて終わったらしい

ですね(某掲示板情報)」

「販売元大きいし、送り先あるんですかねぇ」

「あ、でも今って公式アカウントに意見送るとか多くないですか?」


そうした流れで一応マネジメントが本業だった時代も一応あるワタクシ。

「フォロワーの多いKさんが集客やってくれるのなら、取りまとめならやってもいいですよ?」



Kさんからお願いという返事が来ました。

よーし、いっちょやったるか☆


そういうことで2023年初夏より始めております(現在進行形)

2001年3月15日発売。

PS2のRPGソフト『ボクと魔王』移植を求める署名活動。


署名を送りたい発売元は今は亡きソニー・コンピューターエンターテインメント(SCE)

現ソニー・インタラクティブエンターテインメント。

会社でかすぎ!


このエッセイでは署名活動はこんな動きで準備したよ!

とか、こんな風に連絡したよ!

というのを、関係者各位になるべくご迷惑をかけない形で書いてみようと思います。

宜しくお願いします!




【このエッセイが少しでも面白いと思った方は、是非評価や応援をしてくださると幸いです!】


歯車LOVE!

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