仁嶋サワコ

あらまあ、ほんとに星新一賞だったんですねｗ
私も氏の作品が好きで、学校の図書館においてあったものは、あらかた読んでたりしました。

本作はまさにそんなテイストの皮肉とひねりが効いてて、まっさきに「あ、これ星新一系だ」って感じたんですよね。

今はあの賞の傾向は把握してないですが、昔は徹底した描写のそぎ落としが求められてたのが印象的だった記憶があります。

氏の作品ってほんとにストーリーを成り立たせる最低限の描写しか許してなくて、そのおかげで主題となるネタそのものだけに読者の全神経を注ぎ込ませてるんですよね。
だから、あんだけ短い文章で強烈なインパクトを残せるんでしょうね。

菅野さん
今慌てて最近の受賞作を読んでいるところですが、比較的幅はあるかなーと思います。
本作はSFというよりは、AIを使ってどこまでリアルに生々しくいけるかにチャレンジした現代物ですので、文書は淡々とさせてますが、星新一っぽい淡白さはなくはあります^^;
とりあえず「便所の落書き」は書き換えます(笑)