後継者がおらず廃業を考えていた刀鍛冶、行き倒れの巨乳エルフを庭先で拾ったので、二人で異世界で行商することにしたら、爆売れして忙しすぎるんですけど！

刀鍛冶をやってる俺こと伊勢刀哉はある日、庭先で行き倒れになっていたエルフのメルフィナを拾う。てっきり海外からのコスプレイヤーがやってきたのかと勘違いしていたが、異世界からやってきたらしい。

昨今のチャラい美術刀ブームに乗らなかった俺の工房の家計は火の車、目をかけていた弟子の水野優希には逃げられるし、幼馴染で刀剣商の社長神崎あきらには傘下に入れと命令される始末……。

廃業を考えていた俺にメルフィナはとある提案をしてくる。

「私の国で旦那さまの剣を売りましょう！」

半ばやけくそになっていた俺はメルフィナの提案を快諾するも、売れるわけがないと諦めていたのだが……。

魔族、魔獣たちと抗争していたメルフィナの国では俺の剛刀は飛ぶように売れ、彼女のおかげで俺は工房の再建と異世界での爵位を手にす…続きを読む