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概要
母の鏡に映る鬼
アメリカから母の介護に通う私は、母に対する複雑な感情を持つ自分に恐ろしさを感じる。自分のなかに鬼をみてしまうからだ。母の介護を巡る経緯と家族関係、母とのこれまでの歴史をふり返りながら、これまでの人生で自分を怖いと思った経験にはいつも母の影があったことに気づく。そんなある日、十二歳の少女だった母が見た戦後満州の女性達の試練を聞く機会を得、母に対する新たな認識をもつ。作者は自分のなかの鬼とどう決着をつけるのか?
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