重力を超えて

はっきりとこの施設が何を目指して作られているかといった情報が無く、よくわからない施設か研究所にいると思しき博士が命を狙われるといった趣の作品です。はっきりとここが良いというアピールポイントは無いのですが、時折重力すらないのではないか? と感じる描写が光りました。たぶんSFを読む読者はこういう体験を読書を通してしたいのではないかと率直に思いました。