このホラー・コメディ(だと思ってる)は
一旦、マスターが店仕舞いして終わったと
記憶していたが…。
ここに来て【Love end Pe◯◯s 】と
銘打って第二弾が連載されているのだが、
この、ぶっ飛び加減が凄まじく、又笑いに
於いては破壊的なのだ!とてもじゃないが
悠長に烏龍茶なんぞ片手に茹で卵喰ってる
場合じゃあない!!
まさに!生命の危機だろ笑!?…という
ジェットコースターに似た感覚で物語は
コレでもか、コレでもかと展開して行く。
そしてそこに作者の笑いのセンスが光る!
…そんな間も許される事なく、物語は展開して行く。もう、誰にも止められないし、
誰も止めようとも思わない。
ヤバいだろ、これ…笑笑笑!!
そう思いながらも、続きがどうなるのか
気になって仕方がない。とにかく、読んで
笑ってハマって欲しい!
烏龍茶とか飲んで茹で卵喰ってる場合じゃ
ないんだ…。
本作を笑わずに読むことはできません。ハードボイルドな主人公・早乙女 瞳がみせる生々しいほどの人間性や、その周りの人々のサイコっぷり…こんな魅力的なキャラクターを生み出せる作者様の笑いのセンスは、スバ抜けております!!!
1話あたりのボリュームが少ない分どんどん読み進めてしまい、どんどん作者様のセンスの渦に飲まれていく…私はすでに、もう後戻りできないほど渦中におります!
まだ途中であるため、他の読者の皆さんがレビューされている「感動」の部分に達してはいないのですが、これほど笑顔がこぼれる作品が生み出すギャップが、今から楽しみで仕方ありません!
個性的なキャラクターたちが巻き起こす、ユーモアとシリアスさが絶妙に混ざり合ったユニークな探偵小説です。
主人公の早乙女瞳は自称ハードボイルド探偵ですが、その言動は子供っぽく滑稽な場面が多く、ハードボイルドとは程遠い愛すべきキャラクターです。バーのマスターとのやり取りや、借金取りから必死に逃げる姿などコミカルな描写が秀逸です。
一方、金貸しの安田拓朗は優しい性格の持ち主ですが、仕事柄しぶしぶ乱暴な言葉を使わざるを得ない悲哀が感じられ、また行方不明になった犬を無事に見つけ出そうと奮闘する姿に好感が持てます。
そして、借金のために犬を売ろうとする鈴木の卑劣な行為と、それを叱責する拓の正義感あふれる姿が対比され、小説にメリハリをつけています。
コミカルでありながらもシリアスな要素を含んだストーリー展開と、個性豊かなキャラクターたちが織りなすやり取りが面白く、続きが楽しみになる作品です。
あらゆるハードボイルドムーブが空ぶって死にかけるハードボイルド探偵、『早乙女 瞳』
名前からして、ハードでもボイルドでもなさそうな彼だが、それは名前だけじゃあない。
行きつけのバーのマスターへハードボイルド風に「いつもの」と酒を注文するだけで、なぜか死にかける事件を起こしてしまう、どうやってもハードボイルドに成れないハイパーソフトボイルドマンなのだ!
そんな彼が受けた探偵の依頼は、迷い犬の捜索。
なんてことない仕事に思えたが、その裏には彼を取り巻く壮大にハードボイルドな陰謀が隠されて──。
いるかどうかは、是非、ご自分の目で確認してほしい。
そう、生卵マンな彼が、それにどう立ち向かい、どう間抜けムーブをぶっ込んでくるのかを。
気楽に読めるドタバタコメディをお探しの方に、とくにオススメの作品です。
読者を笑いと涙の渦に巻き込むこの物語は、一見ハードボイルドな探偵物語の皮をかぶりながら、実は人間の温かみ、孤独、そして愛の深淵を探求している。
主人公・早乙女瞳は、その名が示す通りに繊細な心を持ちながらも、自らをハードボイルド探偵と称している。しかし、彼の行動一つ一つは、彼がいかに茶目っ気があり、またどこか人間味溢れる存在であるかを明らかにする。
物語は、彼が行きつけのバーで過ごす日常から始まるが、その平穏はすぐに様々な依頼、そして予期せぬトラブルによって揺らぎ始める。しかし、この物語の真骨頂は、主人公の内面に焦点を当てている点にある。
彼の孤独、過去、人との繋がりを持とうとする試みが、読者の心を打つ。
また、バーのマスターやその他の登場人物たちも、一見すると単なる脇役に過ぎないように見えながら、彼ら一人一人が持つ背景や物語が、この小説に深みを与えている。特に、バーのマスターとの関係は、早乙女にとっての人間関係の複雑さを象徴しており、読者に強い印象を残す。
この小説は、単なる探偵物語ではない。
それは、人間の弱さと強さ、孤独と繋がりの間で揺れ動く心の物語であり、笑いと涙を通じて、読者自身の心に深く刻まれるだろう。
人間の本質を捉え、時には優しく、時には厳しく読者に問いかける作品なのである。