誤字にからめて語られる、苦い恋の思い出

 『誤字』をテーマにして書かれた短いお話。
 たった一本の棒を足すだけで変わってしまう漢字のように、わずかな気持ちのズレが、恋人たちの進む道を分けていく様子が淡々と綴られていきます。
 正しい漢字を知りながら、『幸せに足りない』と思う彼女の本心とは……。
 ぜひ、あなたの自身の心で感じ取ってみてください。