直球がひたすら心地よい、先生と生徒の恋。

とにかく、一途に先生を慕う主人公の心情にグッときます。教師と生徒を題材にした恋愛小説では、とかく周囲の視線に対する葛藤や、お互いの立場や考え方の違いなどにスポットが当たりがちなのですが、この小説ではひたすら主人公の先生への想いだけが綴られていて、余計な雑音が一切ありません。その結果、切ないラストもさわやかな読後感に仕上がっています。
悩みまくる恋愛小説に食傷気味のあなた、こういうのでいいんだよ!とうなずいていただけると思います。ぜひ!

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