九州新幹線試乗会

2004年3月7日、朝早く伊丹空港から鹿児島空港に向かった。



それでも、鹿児島到着は10時頃になった。


そこからリムジンバスで、鹿児島市内に向かい、更に周遊バスで城山展望台に、11時半過ぎに到着した。



そこから眺めた桜島は、格別だったが・・・桜島を観て驚いた。


その日、日本列島は3月とは言え、大寒波に襲われていた。



桜島を観ると、うっすらと雪化粧していたのだった。


まだ暖かいイメージの有った鹿児島でも、かなりの寒さに襲われていたのだった。



因みに、桜島じたい、噴煙等上がっていなかった。



その後、タクシーで、西鹿児島駅に、行ってもらったのだが。



「鹿児島中央駅まで・・・」


「あっ!まだですよ。西鹿児島駅でしょう!」



運転手に突っ込まれた後、西鹿児島駅に向かっていった。



「もうすぐですよ、いよいよ、来週開業ですね。」



「はい!今日は、試乗会に招かれたので、大阪から来ました。」



いろいろ話をしながら、12時半に、駅前に到着した。



駅前は、開業に合わせるように、ショッピングセンターなどの工事が進んでいたようだ。



そこから、試乗会の会場へ進み、試乗するための手続きなどを済ませると、ワッペンのようなものをもらった。


それを胸の部分に張り付けると言う。いわばゼッケンのようなものだった。それを貼って、試乗会に参加出来るのだった。



そして、言われた場所に集合して、試乗を待つだけとなった。



出発は14時丁度。



しばらく待って、出発の20分ほど前に、ホームへ。


かなりごった返していた、写真を撮る人がほとんどだったが。



そして、5分前に、いよいよ、真新しい車両に乗り込んだ。



車内も、かなりこだわっていたかのようだ。


シートも、東海道山陽新幹線の車両と違っていた。窓の日よけも、簾のようだった。



そう言っているうちに、14:00を向かえ、乗り込んだ車両は、西鹿児島駅を出発した。



とりあえず、終点の新八代駅までノンストップで。・・・ただ、一部開業とは言え、熊本ではなく、手前の新八代だったのだが・・・。




駅を出てからすぐに、トンネルに入った。九州新幹線は、ほとんどが、トンネルばかりと聞いたのだが。



トンネルを出たかと思えば、またすぐにトンネルに入った。


それを繰り返しながら、10分で、せんだい駅を通過。



せんだいと聞けば、東北の宮城県仙台市を思い出すのだが。



九州新幹線のせんだいは、(川)に(内)と書いて(せんだい)と読む。



そう思っているうちに、あっ!と言う間に川内駅を通過。



しばらくすると、またトンネルに入った。


その後も、トンネルを出たり入ったりしながら、出水(いずみ)駅、新水俣駅、を通過して、わずか33分たらずで新八代駅に到着した。今思えば、あっ!と言う間の試乗会に思えた。



新八代駅のホームにも、写真を撮る人でごった返していた。その向かいには、在来線の普通列車が停車していた。これにのって熊本駅に向かうと言う。



開業後は、リレーつばめと言う特急列車が新八代駅で新幹線と接続する事になる。



普通列車で熊本駅に着いたとき、まだ在来線の駅しかなく、新幹線の駅は、まだ着工していなかった。駅の予定地と思われる場所はまだ車両基地になっていた。



15:15頃に、熊本駅に到着後、試乗会は終了した。



駅前で、熊本の物産展をやっていたので、土産物を購入、試乗会参加手続きの時にもらった、土産物も含めて、かなりの量になったものの、大きな手提げ袋を買い、土産物を全部積めて、もう帰路に着くことに。



この日は、熊本城など行かずに、そのまま帰ることに。荷物も多いし、ゴールデンウィークに、また九州新幹線を利用して、阿蘇山、熊本市内、鹿児島市内を観光する旅行を計画経てているので。そのときに、熊本城などを観光することに。



とにかくそのまま熊本空港に向かい。大阪に戻った。



最後に、九州新幹線試乗会の時、ビデオに残して、DVDに残っていたので、鑑賞しながら執筆しました。


         -完-






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九州旅日記 成瀬昭彦 @70nenmae

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