概要
「――冬があるから、迎える柔らかな春を、心から愛おしめるんだってね」
南の果てに、冬を生み出すといわれている、名もない小国があった。
そんな小国の辺境に存在する、氷で覆われた巨大な城は、人々から〝氷の国〟と云われている。
氷の国の次期女王であるプリムラは、五日間を人間界で過ごすことになった。
そこで出会ったのは、氷売りをしているという、グレビレアと名乗る少年だ。
氷の心も持つプリムラは、グレビレアと過ごす中で、胸に広がるはじめての感情に気づいてしまって――
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