概要
最後に消えたのは人間だった。
さわさわと揺れるススキを見下ろしながら、月は思った。
花より団子、とはよく言うが、月より団子とは言わない。これは、花よりも団子よりも何よりも月が勝っているので、わざわざ言う必要がないからなのではないか。つまり、これはみんなが月を尊く思い好意を抱いているという証拠なのではないか。
月はこの考えが気に入った。
花より団子、とはよく言うが、月より団子とは言わない。これは、花よりも団子よりも何よりも月が勝っているので、わざわざ言う必要がないからなのではないか。つまり、これはみんなが月を尊く思い好意を抱いているという証拠なのではないか。
月はこの考えが気に入った。
この文章を読んでいる皆様が、卵を割るたびに黄身が二つ入っている祝福がありますように!
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?